実録事例シリーズ 第4回


【実録・大失敗事例】

「まだ元気だから大丈夫」
そう言って先送りした社長亡き後、会社も家族も壊れた話。

昭和38年創業。
地域で高い信頼を得ていた鉄工会社でした。

従業員15名。
年商5億円、利益1,000万円。

3人兄弟で経営し、理想的な体制に見えていました。

・長男(社長)…経営全般

・次男(専務)…現場管理

・三男(常務)…財務管理

役割分担も明確。
兄弟仲も良く、家族ぐるみの付き合い。

外から見れば、盤石な優良企業でした。



ただ一つ、放置していた問題がありました

事業承継です。

社長は70歳。
事業承継を気にはしていました。

しかし、
・まだ元気だから

・そのうち決めればいい

・兄弟で話せば何とかなる

そう考え、具体策は何も進んでいませんでした。



突然、その日は来ました

社長が、がんを発症。

発症からわずか1か月後、急逝されました。

亡くなる3日前、病院のベッドで三男の常務を呼び、

「後は頼む」

そう託されたそうです。

しかし、口頭だけでした。

書面も、株式対策も、組織決定も何もありませんでした。



葬儀後、家族会議は修羅場になりました

社長夫人は、
「長女が継ぐものと思っていた」
専務は、
「次男の自分が当然に次期社長だ」
常務は、
「社長から正式に託された」

今まで仲の良かった3兄弟家族に、亀裂が入りました。



問題は感情だけではありませんでした

株価は約3億円。

株主構成は、
・社長 80%

・専務 10%

・常務 10%

つまり、経営権の大半を社長が持ったまま亡くなったのです。

さらに、

・死亡退職金の金額で対立

・会社は1億円要求され、8,000万円借入

・資金繰り悪化

加えて、

・相続税1億円納付
・税務調査で追加5,000万円

会社にも家族にも、重い負担がのしかかりました。



一番不幸だったこと

お金ではありません。

仲の良かった家族が、株式を巡って裁判になったことです。

兄弟家族は絶縁状態。
会社の中には不信感が広がり、業績も悪化。
現在は銀行借入のリスケジュール中です。



この会社に足りなかったもの

知識でも、利益でも、人材でもありません。

“元気なうちの決断” です。

社長があと3年早く動いていれば、

・後継者選定

・株式移転

・納税資金対策

・遺言整備

・家族合意形成

すべて可能でした。



今週の提言

事業承継の失敗は、社長が亡くなった日ではなく、何も決めなかった日に始まっています。

多くの社長が、
「そのうちやる」
「まだ早い」
と言います。

しかし、本当に多いのは、
“その時は突然来る”
という現実です。



社長にお伝えしたいこと

会社は残せても、家族を壊してはいけません。
利益は出せても、承継で潰してはいけません。



ご相談ください

・後継者が決まっていない

・株式対策が未着手

・家族間で温度差がある
・何から始めればいいか分からない

その状態こそ、今すぐ動くべきサインです。

事業承継は、相続発生後に考えるテーマではありません。



非上場株式の評価ルール変更の可能性大!

改正前に、いや、今すぐ対策しましょう!

国税庁は表向き「公平性」と言いますが、実質は‟相続税ベースの評価が安すぎるところを是正したい“これだと思います。
よって今後3年以内に起こり得ることは・・・

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